これで合格!日本留学(大学・大学院)のために必要な準備と流れ
- Rie T
- 2024年12月2日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年12月5日
日本の大学や大学院への留学を目指すあなたにとって、準備は不安と期待が入り混じる大事なプロセスです。特に、自国で一人で準備を進める場合、具体的な手順や情報を把握することが成功の鍵となります。
J-CALPブログでは、日本留学を成功させるための流れと具体的な準備方法を、わかりやすく解説します。

目次
日本留学の準備開始時期
大学進学のための具体的な準備
大学院進学のための具体的な準備
志望校選びのポイント
出願書類作成のコツ
面接練習の重要性と方法
合格後の入学準備
1. 日本留学の準備開始時期
留学準備は、どれだけ時間をかけて計画的に行うかが合否に直結します。一般的に、日本語能力試験(JLPT)のN2レベルを取得している場合は受験の1年半以上前、N1レベルであれば1年前からの準備が理想的です。
EJU(日本留学試験)の準備は、日本語だけでなく、専攻に合わせた受験必須科目(総合科目 or 理系科目)や英語(TOEFL/TOEIC)の対策も同時に行わなければなりません。早めのスタートが出願書類の準備をスムーズに進めるための鍵となります。
2. 大学進学のための具体的な準備
EJU(日本留学試験)の受験
試験日:毎年6月と11月の第2日曜日。
受験回数:最低2回。できれば前年11月を含む3回受験が望ましい。
戦略:私立の場合、学校によっては、直近の11月試験の結果を受け付けないため、6月の結果を重視する計画を立てましょう。
また、受験日直近の11月試験の結果で受験できる学校だったとしても、受験結果は願書提出後に分かるため、書類選考の結果を見誤ることにつながります。また、11月は全体的に平均点が上がることも考慮する必要があります。特にEJU奨学金を狙う学生は注意が必要です。
英語試験の受験
多くの日本の大学では、英語能力試験(TOEFL or TOEIC)が必須です。日本語学習と並行して計画的に準備しましょう。
3. 大学院進学のための具体的な準備
研究計画書の計画から作成まで
準備期間:専攻や職歴と関連する場合は最低6ヶ月、異なる分野の場合は1年以上前からの準備が必要。研究に必要な基礎知識を身につけ、論文や参考文献を読んでおく必要があります。
学習内容:研究分野の基礎知識や専門語彙、アカデミックな日本語を重点的に磨きます。
日本語能力試験(JLPT)や英語試験の要件
全ての授業を英語で行う研究科を除き、出願要件として、JLPTのN1が必要です。また、TOEFL/TOEICの受験も並行して行いましょう。既に資格や規定スコアをクリアしている場合は、他の準備に集中できます。
4. 志望校選びのポイント
専攻や研究科の確認 志望校を選ぶ際は、「学校の名前」を考える前に「専攻や研究科」から先に調べましょう。いくら良い大学や大学院だったとしても、自分の希望する専攻や研究科がない場合もあります。まずは自分が学びたい分野を明確にしましょう。
情報収集 学校の公式ウェブサイトやパンフレットを細かく調べ、各校の特徴を自分でリスト化することがおすすめです。なぜなら、自分でリスト化することで、内容が頭に入り、志望理由書の作成や面接時に役立つからです。
受験方式の確認 「私費外国人留学生」と「帰国子女」では受験要件が異なります。
一般的に帰国子女枠での受験は、受験倍率は高くはないものの、一般入試と同レベルの日本語力を要求されることが多く、専攻の選択肢も多くありません。日本国籍を持っている志望者は、どちらで出願するかをしっかりと検討する必要があります。
5. 出願書類作成のコツ
自分が理解していることを相手も理解できると思ってはいけない。頭の中にあるストーリーをわかりやすく具体的に可視化=文章化することが重要。
志望理由書 志望理由は具体的かつ社会的な視点を持つ内容にしましょう。「社会還元」(自分の学習を社会にどのように役立てたいか)が意識されていることを伝えることが最も重要です。
研究計画書 定性的観点と定量的観点の両方を盛り込み、「誰が」「何を」「どのように」などの要素を明確にすることが最も重要です。
6. 面接練習の重要性と方法
スピーチのように一方的に説明するのではなく、面接官と「自然な対話」ができるまで練習することが重要。
練習の流れ
話すべき内容を文章化し、正しい発音やイントネーションを練習する。
内容を覚えるだけでなく、自然な会話になるよう練習を重ねる。
表情や目線の管理も忘れずに行う。
7. 合格後の入学準備

リラックスと準備のバランスが重要
合格後は入学に向けた準備期間。ストレスの多かった受験期間を乗り越えた後だからこそ、リラックスしつつ、入学後の準備を進めましょう。
小論文・ディスカッション・ディベートトレーニング
入学後のレポート・論文作成やグループワークについていけるように、論理的思考力と日本語運用能力を鍛える練習を継続しましょう。
日本留学の準備は非常に多岐にわたりますが、計画的に進めれば必ず道は開けます。あなたの留学が素晴らしいものになることを応援しています!
J-CALPでは、日本への留学や就職のための日本語オンラインレッスンを行っております。
EJU対策やビジネス日本語指導だけでなく、志望理由書の作成サポートや小論文対策、面接対策まで、経験豊富な専門の日本人講師がきめ細やかな指導を行います。
日本への留学や就職を検討されている方は、ぜひリンクからお気軽にご連絡ください!
お問い合わせはこちらから
↓↓
Comments