大学選びに迷っている人へ:正しい大学と専攻の選び方(後編)
- Rie T
- 2024年9月3日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年9月23日
*この文章はJLPT N3~N2レベルです。
日本に留学することは決めたけれど、どの大学や専攻を選べばいいかわからない…。
J-CALPスタッフはこれまでこのような相談をたくさん受けてきました。
今日は前回に続き、日本留学指導のプロの視点から、J-CALPスタッフならではの大学&専攻の選び方をお伝えします。
専攻の選び方がわからない人は、やりたくないことから考える
10代や20代前半で、自分のやりたいことがはっきり決まっている人は、実はそんなに多くありません。
やりたいことがわからなくて悩んでいるあなたは、決して特別ではないのです。
それでも、将来のために、とりあえず大学に行かなければいけないと思っている人は、まず、「今の自分が絶対にやりたくないこと」は何かを考えてみましょう。その分野の専攻は、候補から外します。
そして次に、「自分の趣味や好きなことに近い分野」を探します。
周りの声ではなく、自分の心の声を聞くのです。
そうすれば、あなたが今、選ぶべき専攻が何か、自然に答えが出るはずです。

レベルの高い「大学」「大学院」を目指す本当の理由は?
皆さんや皆さんの家族は「できるだけレベルの高い大学・大学院に行きたい!」と、もちろん思いますよね?でも、それはなぜでしょうか?
就職に有利だから?レベルの高い授業を受けられるから?施設が整っているから?周りの見る目?
確かに、いずれの理由も正解だと思います。しかし、ある程度のレベル以上の学校であれば、素晴らしい先生もいらっしゃいますし、質の高い授業も受けることができます。また、私立の場合、レベルにかかわらず、素晴らしい施設を整えている学校も多いです。
また、就職において、学校のレベルが重要視されるのは「国内での就職」の場合です。海外での就職を目指す場合、学校のレベルは国内ほど重要にはなりません。
それ以上に重要なのは「GPA(大学卒業までの総合成績)」「語学力」(母語+英語+1言語以上)
「コミュニケーション力」「経験(アルバイト、ボランティア、ゼミでの研究、コンクールやコンテストへの参加、インターンシップ)」「自己分析力」「表現力」「独創性」です。
また、どんなレベルの学校であろうと、学士より修士、修士より博士のほうが評価が高くなるのは当然です。

もし、今あなたが特にやりたいこともわからず、とりあえず大学に行かなければと思っているのなら…
自分のレベルに合わない学校に無理に入って、授業についていけず、いい成績が取れなかったり、途中であきらめることになるくらいなら、自分のレベルに合った学校に入って、勉強以外の経験も重ねながら、いい成績で卒業した方が、海外での就職には特に有益です。(学士(四年生大学卒業)がなければ、海外で働くことは難しくなります。)
でも、もし、今あなたに「絶対に叶えたい夢」があるなら…
一生懸命努力して、レベルの高い学校を目指してください。
レベルの高い学校に入る一番のメリットは「志(こころざし)の高い仲間ができること」です。
レベルの高い学校には、自分の夢や目標を叶えるために努力を重ねてきた志の高い仲間がたくさん集まっているはずです。その仲間は、あなたの人生において、必ず大きなプラスとなってくれるでしょう。
「やる気さえあれば、新しいことは何歳からでもスタートできる」
J-CALPは、皆さんのチャレンジを応援しています!!
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