*このブログはJLPT N3レベルです。
日本の日本語学校に行くことは決めたけれど、たくさんありすぎてどこの学校にすればいいかわからない…。
そんなみなさんに今日はプロの日本語教師から見たあなたに合った日本語学校の選び方についてご紹介します。
日本の日本語学校を選ぶときにチェックするポイント
日本には約600の日本語学校があります。たくさんの日本語学校の中で、学生の皆さんが日本語学校を選ぶなら、下のようなことを基準に選ぶのではないでしょうか?
学費が高すぎない
自分が好きな場所(都市 or 自然が多いところ)
なるべく大きな日本語学校
確かにこれらのことはとても大切なポイントだと思います。
でも、日本語の先生から見たときに、もっと確認しなければいけないポイントがあるのです。
1:先生の数は足りているか?
実は今、日本の日本語学校は全体的に先生が足りていません。特に大きい学校であればあるほど、先生不足でとても困っています。
いくらパンフレットに魅力的なプログラムやカリキュラムがあっても、その授業をする先生が足りていなかったり、経験の少ない先生ばかりの学校の場合、学校の授業や対応に満足できないかもしれません。
学校の大きさやカリキュラムの量だけで判断するのではなく、先生の数と質もしっかりチェックしましょう。
2:信頼できるエージェントからの紹介か?
エージェントを通して学校を探す場合、そのエージェントの質もとても重要です。
エージェントの中には、自分たちの利益のためだけに、学校やあなたとの相性を良く調べもせずに紹介する人たちがいます。
エージェントから学校を紹介してもらう場合は、そのエージェントが誠実で、日本の日本語学校と日本語教育のことを良く知っているのかもチェックした方が良いでしょう。
3:学生たちの国籍から学校の特性を見る
学校にいる学生の国籍の配分で、その学校の特性をある程度予想することができます。
ある一国からの学生が多い学校の場合、学校のオーナーがその国の出身である場合が多く、学校のルールや方針もその国に近いものになりやすいです。日本の文化やルールを学びたい学生からすると、少しとまどうことがあるかもしれません。
また「受験」の文化がある国(中国・韓国・台湾など主に東アジアの国)の学生が多い学校は、日本の大学や大学院進学のノウハウを多く持っている可能性が高いでしょう。受験までの準備をしっかり行いたい人は、受験文化のある学生が多く集まっている学校を選ぶのが良いかもしれません。
北米やヨーロッパなどの学生が多い学校の場合、日本企業での就職についてのノウハウを持っている可能性が高いでしょう。また、テストのための勉強よりも会話や活動などの実践的なレッスンを中心に行う比較的自由な学校が多いように感じられます。
南アジアや東南アジア、中東アジアなどの学生が多い学校の場合、特定技能ビザの仕事や専門学校に関するノウハウを多く持っている可能性が高いでしょう。また、特定の仕事で使う専門用語(介護や建設、ホテル業など)は、一般的な日本語学校ではなかなか教えてもらえないため、将来自分が働きたい仕事が決まっている人は、その仕事で使う日本語を教えてくれるプログラムや活動ある学校を選ぶのが効率的でしょう。
わからないことがあったら、日本語学校に直接問い合わせてみる
最近は多言語を使えるスタッフがいる日本語学校も多いです。わからないことや気になることがあったら、積極的に学校に問い合わせてみましょう!スタッフたちの対応も学校を決める大きな材料ですよ!
みなさんが自分に合った素敵な日本語学校に出会えることを願っています!
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