前編では、日本のゲーム業界のさまざまな職種について紹介しました。
今回は、日本のゲーム業界で仕事をするために必要な能力・スキル、就職のための準備などを紹介します。
●日本のゲーム業界で求められる能力・スキル
・プログラミングの知識
プログラマーはもちろん、プランナーやゲームマスターなどにもプログラミングの知識が求められます。自分の望む職種で使わないとしても、プログラミングの知識があると就職でのアピール材料になり、実際に就職してからも仕事を進めやすくなるはずです。専門学校(→最後の項目)に通ったり、学習サービスを利用して独学したりして、プログラミングを学んでおくといいでしょう。
・コミュニケーション能力
職種に関わらず、ゲームを製作するうえでは社内・外のさまざまな人とやり取りを行わなければなりません。また、一つのゲームを完成させるまでには、同じメンバーで長期間にわたって仕事をすることもよくあります。だからこそ、よい人間関係を保ち、仕事をスムーズに進めるためには、コミュニケーション能力が不可欠です。
・根気と熱意
一つのゲームが完成するまでには、何度も細かいチェックや修正を行います。時には企画からやり直すこともあるでしょう。たんに「ゲームが好き」というだけではなく、「もっといいゲームをつくりたい!」という熱意と根気も求められます。
●日本のゲーム業界に就職するための準備
ゲーム業界をめざすための第一歩は、自分がどんな仕事をしたいのか、方向性を決めることです。そして、方向性が決まったら、そのための準備を始めます。
たとえば、プログラマーであればプログラミングの勉強を、デザイナーであればデザインの勉強をするなど、具体的に対策を考えます。大学や専門学校、オンライン学習など数ある中から、自分に合った学習方法を選びましょう。
また、実際に作品を作ってみることも大切です。ゲーム作りの楽しさや大変さを体験すれば、自分の適性を判断しやすくなります。就職する際の面接で、エピソードとして話すこともできるでしょう。
●ゲームが学べる大学・専門学校
・総合学園ヒューマンアカデミー
ハイレベルな授業が札幌、横浜、大阪、福岡など全国の主要都市で受けられることと、就職率の高さが特徴。
全国のヒューマンアカデミーの学生が作品を持ち寄ってゲーム会社にアピールできる「全国作品展示会」があるので、就職のチャンスが高まります。
カリキュラムは、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどが有名な「スクエア・エニックス」の策定のもとで作られています。
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ学科
プログラマー専攻 / プランナー専攻 / CGデザイナー専攻 / アニメーター専攻
プログラミング言語:C / C++
開発環境:DirectX / Unity
・HAL
代表的なゲームの専門学校のひとつで、専門的な知識を学びたい人におすすめです。
ゲーム4年制学科は、デザイン、企画、制作の3コースで、そこからさらにスマートフォンゲームプログラマー専攻、シナリオライター専攻、3Dキャラクターデザイナー専攻など、かなり細かく分かれています。
カリキュラムの内容や就職率の高さはすぐれていますが、学費がかなり高めです。
HAL ゲーム4年制学科
プログラミング言語:C / C++
開発環境:Direct X / Open GL / Visual Studio / Unreal Engine / Unity / Nintendo Switch
・東京国際工科専門職大学
日本で初めて文部科学大臣に認可を受けた「情報系」専門職大学です。
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